ルール
・性別、一人称、語尾変OK
・使用の際には下にコメントを残していただき、使用先で「(台本のタイトル)」 「まつかほの台本」(もしくは「作者まつかほ」)を明記してください。このホームページのURLも併記してくださると嬉しいです。
・使用場所のリンク等を貼ってくださると僕も聞きに行けるので助かります!
・BGMはご自由につけていただいて構いませんが、BGM作者様がいる場合には許可を取ってからつけてください。
・読めない漢字はご自分でお調べください。
・詳しくは台本使用に関する注意事項をお読みください。
女生徒
「先生!その問題、答えが間違ってると思います!」
教師
「え?そんなはずはありませんよ。ちゃんと計算しましたから。」
女生徒
「つまり私の計算が間違っていて、先生に恥をかかせようとしたのに自分が恥をかく、という愚行を私がしたとおっしゃるのですね?」
教師
「いやそこまで言ってないよ!?というか僕に恥をかかせようとしてたの!?」
女生徒
「酷いわ先生!よく確かめもせずに私が間違ってると決めつけて、クラスみんなの前でこんなみっともない姿を晒させるなんて!確かに私が計算ミスをしてるのかもしれないわ。だってお昼休みまであと少しだと言うのに、私はお腹が空きすぎて、今ここでお腹が鳴ったらどうしようって焦りながら解きましたから」
教師
「言えば言うほど自らの首を絞めてるけど大丈夫!?と、とりあえず席につこうか?」
女生徒
「いいえつきません」
教師
「なんでだよ!!」
女生徒
「私にも学級委員長としてのプライドがあります!」
教師
「逆に学級委員長に選ばれたのが不思議!」
女生徒
「くじ引きです」
教師
「くじ引きにプライドと言われましてもぉ…」
女生徒
「そんなんだから結婚ラッシュに乗り遅れるんですよ」
教師
「今それ関係ある!?むしろ授業が進まないことに焦ってるんだけど!いや、別に結婚を焦ってるわけじゃなくて…えっと…お願いだから席について!?」
女生徒
「いいえつきません」
教師
「もうなんでだよ!!」
女生徒
「先生は私が授業の妨害をしてるとおっしゃりたいのね!?学級委員長のこの私が!!」
教師
「学級委員長を強調すればなんでも許されると思ってる!?お願いだから席について!このままだと僕の心がえぐれる気がする!」
女生徒
「あと2分はつきません」
教師
「死亡フラグ!!」
女生徒
「喋ってないとお腹が鳴りそうなんですよぉ」
教師
「冒頭の指摘全く関係ないじゃん!完全に個人的理由で僕えぐられてるじゃん!!」
女生徒
「可愛い生徒が困ってるんですよ!?助けるのが先生という生き物じゃないんですか!?」
教師
「その前に僕を助けて!?そして大きく生き物でくくるのやめてくれる!?」
女生徒
「じゃあ何でくくるんですか!?非リア充ですか!?魔法使いですか!?それとも独身貴族ですか!?」
教師
「生き物くくりでいいですぅ!!あらぬ誤解が生まれる前にお願いだからもう黙って!!」
女生徒
「いいえ黙りません」
教師
「まだ喋るの!?」
女生徒
「お昼休みになるまで黙りません」
教師
「完全に授業妨害じゃん…」
女生徒
「そもそも、先生はまだ私の指摘を確かめてくれていません。万が一、先生が間違っていた場合、今まで辱めを受けていた私に全力で謝っていただきます。」
教師
「だから誤解を招く言い方やめよう!?むしろ辱めを受けてるの僕なんだけど…」
女生徒
「もしかして、自分が間違っていることを認めるのが怖いんですか?」
教師
「な…!!何を言うかと思ったら!」
女生徒
「あぁ、隠さなくていいんですよ先生。非リア充で魔法使いで生涯独身な上に数式まで間違ってしまったら、もう先生は先生というくくりまで無くなってしまいますもんねぇ?」
教師
「魔法使いじゃないし僕は先生です!!」
女生徒
「非リア充と生涯独身は認めるんですね?」
教師
「違うそうじゃない!!お願いだから黙って!席について!そしたら計算し直すから!これ以上僕のライフを削らないで!!」
女生徒
「先生!」
教師
「なんで座らないの!!?」
女生徒
「お昼休みの時間になりました!お弁当食べていいですか?」
教師
「もう好きにして!!」
無情感を存分に出してください!