ルール
・性別変OK
・コピペして使う場合はコメントを残していただき、使用先で「(台本のタイトル)」 「まつかほの台本」を明記してください。このホームページのURLも併記してくださると嬉しいです。
・使用場所のリンク等を貼ってくださると僕も聞きに行けるので助かります!
・BGMはご自由につけていただいて構いませんが、BGM作者様がいる場合には許可を取ってからつけてください。
・読めない漢字はご自分でお調べください。
◇鉤括弧無しセリフ:女
◇「」セリフ:男(少年声でもok)
◇『』セリフ:性別・声質不問
◇[]セリフ:女
※------で場面転換
「やぁっと見つけやしたよ。さぁ、一緒に来てもらいやしょう」
三つ目の二足歩行をした獣が私にそう言った
その途端、世界がグラリと揺れて、私は床に倒れた…
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『貴様、今度は尻尾だけじゃ済まないぞ!』
敵意と激しい怒りが混ざった声に、薄っすらと目を開けると、狐のような何かが卑しい薄ら笑いを浮かべて私を見た。
『ん?女は起きたか。さぁ狸、その女をこちらに渡してもらおう!』
「はいどうぞってするような阿呆(あほう)に見えやすかね」
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なんで私をこんなところに連れて来たわけ!?
「あの人に力を貸せるのはあんただけだ!それにその浴衣…あんたの助けが必要なんだ!!」
これは母の浴衣……子供の頃、私は母とお祭りにいて…
(↑セリフにかぶせて)
「もっと速く走らないと捕まりやすよ!!」
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なんであんたは人間界に味方するわけ??
「別に味方してるわけじゃねぇ。大事な約束を……果たすだけでさぁ」
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お母さんを助けないと!!この世界のどこかで、今も逃げ続けてるとしたら…!
「あの人は逃げてねぇ!人間界を守るために今も戦って…!」
(↑セリフにかぶせるように)
『今回は邪魔をさせぬぞ!!これは我らの悲願であり…復讐なのだ!!!』
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まさか…そんな馬鹿げた理由で…こんなにたくさんの人や物の怪を…私のお母さんを!!
[お前のような小娘にこの恨みの深さが解るものか!]
解るよ!!私だって…私だってお母さんが居ない毎日がどれだけ寂しかったことか!あなたの恨みだって、寂しさに蓋をしただけなんでしょ!?
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あんた、尻尾どうしたの?
「へへ…あの人を匿ったってんで、切られちまって…お陰で、力もろくに出せねぇ……!」
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「あっしはあんたを、守れやせんぜ」
時間は目安です。