朗読「天使と悪魔」(2分~)(コラボ台本)

Rock unit 水ガ如シ…のギター あおい様とコラボした短いお話です。

下の再生ボタンを押して音楽を聞きながらお読みいただくと世界観がより一層楽しめます。

*音源の無断使用、転用、複製等はおやめください。著作権はあおい様にあります。音源を使用したい場合は一度お問い合わせください。

コラボのために書き下ろしていただいたオリジナルサウンドと物語が出会う瞬間をお楽しみください。

ルール

・一人称、語尾変、性別変OK

・使用の際には下にコメントを残していただき、使用先で

「(台本のタイトル)」 、「作者まつかほ」

を明記してください。

このホームページのURLも併記してくださると嬉しいです。

・コメント欄に使用場所のリンク等を貼ってくださると僕も聞きに行けるので助かります!

・BGMはご自由につけていただいて構いませんが、BGM作者様がいる場合には許可を取ってからつけてください。

・読めない漢字はご自分でお調べください。

 ・本文のコピペは禁止しております。どうしても必要な場合はお問い合わせください。

・詳しくは台本使用に関する注意事項をお読みください。

 

 

*朗読の際、「」の部分は別の方に読んでもらうのもアリです。性別も問いませんのでいろいろなパターンをお楽しみください。

以下本文


 

人間など救う必要があるのか?こんなに…

 

「おい!お前!なんで羽根が生えてるんだ!?」

 

こんなにうるさいのに…

 

「お前もしかして天使か!?」

 

なんでこいつは俺のこと見えてるんだ?たまに居るけど、できれば騒がない奴に見えてほしかった。まぁ退屈しのぎにはなるか。仕事を少しサボるぐらい問題無いだろう。

 

それから俺たちは色んな悪さをした。傍目から見たらこいつが一人で騒いでいるように見えるんだろうなと、想像するのが面白かった。俺たちは…いや、こいつはあっという間に街一番の「厄介者」になった。それでもこいつは嬉しそうだった。

 

みんなが僕を見てるこの感じがたまらないと、こいつはニヤニヤして肩をふるわせた。

その感覚は、わからなくもないけどな…。そこに居るのに居ないように扱われるってのはなぁ…。

 

ある日を境に、待てども待てどもあいつはいつもの場所に来なくなった。

街の中を探すと、教会前で十字架を背負わされたあいつがいた。ボロボロだった。

 

「僕は悪魔に取り憑かれたんだって…でもお前のことは誰にも言ってないよ。お前は僕にとってこれからもずっと天使だ…この街の誰よりも優しい天使だ…いままでありがとう」

 

人間など救う必要があるのか?こんなに小さく弱いお前を…ずっと一人で生きてきたお前を神の名の下(もと)にこんな目に遭わせるあいつらを…俺は許さない。それを許している神も許さない。そうだ、退屈しのぎにお前らに悲しみを植え付けてやろう。俺に植え付けたこの悲しみよりもずっと大きな悲しみを。

 

お前らが悪魔を望むなら、俺が悪魔になってやる。

 

1枚の白い羽根が地面に落ちる。

落ちた羽根は大きくゆがんだ黒い影の中に溶けて…街を飲み込んだ。


 

時間は目安です。

 

 

Rock unit「水ガ如シ…」

ボーカルのじゅん様とギターのあおい様からなるロックユニット。

音楽交流アプリnanaにて開催された「nanaオリジナルMV計画」という企画で堂々2位に輝いた実力派です!

是非その、耳に残る深く透った歌声と色香漂う心に染み入るギターをお聴きください!

僕も大好きなユニットなのでコラボできて嬉しいです。

下に記載のあおい様のnanaアカウントから当該サウンドをご視聴いただけます。

https://nana-music.com/users/3875087

 

 

 ~台本零れ話~

爽やかなサウンドの中にある陰りを前面に出してお話を紡いでみました(個人の解釈)

片方からすれば悪でも、もう片方からすれば正義になる。ものの見方というのはそれくらいあやふやなものなのだなと、日々己に戒めています。