ルール
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星座にまつわる神話を触れやすいひとつのシリーズに改編してお送りする、「星になった物語シリーズ」1章。
第4話はこと座に記された悲劇のお話。
冥界から妻を取り戻そうとするお話と言えば、知っている人も多いかもしれませんね。
今回は少しアレンジしてお送りしたいと思います。
星座のリクエストや感想など、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
N:ナレーター。男女不問。
ディオニュソス:少年~青年声の男性。(出せるなら女性でも可)
アリアドネ:女性。
オルフェウス:男性。
エウリディケ:女性。
世話役:壮年~老年声。男女不問。
ハーデス:男性。
ペルセポネ:女性。
隣人:性別不問、語尾変更・兼役可。
島民:隣人に同じ。
船乗り1・2:隣人に同じ。
*演じる際、それぞれの役は兼役可ですが、主要キャラは分けるとより楽しめるかと思います。
以下本文
N
「星になった物語、第4話へようこそ。今回は盛大な音楽祭に欠かせない、楽器のお話です。あなたも音楽はお好きでしょう?それはそれは美しい竪琴(たてごと)とそれに関わる者達の悲喜こもごもをお送りいたします。さぁ、心を虜にする竪琴の音が聞こえてきましたよ…。」
エウリディケ
「オルフェウス様、またそれを弾いてらっしゃるのね。」
オルフェウス
「せっかく太陽神アポロン様から頂いた竪琴だからね。この美しい音色はずっと聞いていたいよ。」
エウリディケ
「それは音の才能がおありのオルフェウス様が弾くからこそです。私が弾いても、ノイズにしかなりませんでしたわ。」
オルフェウス
「君には美しい歌声があるじゃないか。君の声と俺の琴。まさに最高の音楽だよ。」
エウリディケ
「オルフェウス様はそればかり。そうだ、野イチゴを摘みに行こうと思っていたんだった。行ってきますね。」
オルフェウス
「いいね。でも気をつけるんだよ。君に何かあったら俺は生きていけないよ。」
エウリディケ
「はいはい。」
N
「しかし不運なことに、エウリディケは毒蛇にかまれて死んでしまい、冥界へと落ちてしまったのです。オルフェウスは嘆き悲しみ、なんとか妻を返してもらおうと、大事な竪琴を持って冥界の城までやってきます。」
ハーデス
「お前か。妻を返せと言っている愚か者は。」
オルフェウス
「その愚か者のオルフェウスでございます、冥界の王ハーデス様。」
ハーデス
「まさかケルベロスまで手なずけてしまうとは。聞けば、お前はその竪琴をアポロンからもらうほどの腕だとか。私の妻も聞きたがっている。」
オルフェウス
「心を込めて演奏いたしますから、どうか妻を返してください。」
ハーデス
「ならん!死の理(ことわり)はいかなる理由があっても変えることはできん。ゼウスにもだ!!」
ペルセポネ
「どうなさったの?大声出して。」
ハーデス
「ペルセポネ。お前が聞きたいと言っていた竪琴の弾き手が、あまりにも無作法なことを言うものだからついな。」
ペルセポネ
「まぁ!オルフェウスではありませんか!あなたのお噂はかねがね。こんな石頭は放っておいて、どうぞそれをお弾きになって?あなたの奥様のことはその後話しましょ?」
ハーデス
「…まったく。」
オルフェウス
「…わかりました。では、弾かせていただきます。」
~5秒くらい間を空ける~
(竪琴の音、もしくはそれに近い音があると臨場感が増します)
ペルセポネ
「オルフェウス待って。これ以上はもう聞けないわ。こんなに悲しくて美しい音楽聞いたことがなくってよ。私、もう涙が止まりません…。」
ハーデス
「確かに見事な演奏だった。この冥界が極楽になったのかと錯覚するほどの腕だ。」
ペルセポネ
「ねぇあなた?奥様を返して差し上げましょ?こんなに美しい音を奏でる人だもの、奥様を返してもきっと他の神々もお怒りにならないわ?あんまりにも悲しすぎます。」
ハーデス
「ううむ…しかしな…」
ペルセポネ
「ではこうしましょ?冥界の出口を超えるまで決して振り向かなければ、奥様を地上へお返しするの。もし欲に負けて途中で振り向いてしまったら、奥様とはもう二度と会うことができない。ね?これならいいでしょ?」
ハーデス
「…よかろう。」
オルフェウス
「ありがとうございます!慈悲深きご両人!!」
ハーデス
「ただし、振り向けば二度と会うことはできず、この冥界へも戻っては来られぬからな。」
オルフェウス
「承知いたしました。必ず地上へ妻を連れ帰って見せます!」
ハーデス
「ペルセポネ、この者の妻を連れてこい。お前は冥界と地上を繋ぐ洞窟の前で待っていろ。前を向いてな。」
~4秒くらい間を空ける~
ペルセポネ
「お連れしましたよ。条件はいいですね?」
オルフェウス
「はい。」
ペルセポネ
「あの人は見送りには来ないそうです。拗ねてしまって。」
オルフェウス
「そうですか…。」
ペルセポネ
「いいですか?あなたの奥様は一度死んでいます。それを地上に返すということは命の理をねじ曲げるということ。今、奥様には呪術をかけてあります。あなたが振り向かずに地上に出れば、その魂は体を持ち、もしあなたが途中で振り向いてしまえば、奥様の魂は醜い塊となって崩れ、永遠に地上に戻ることはありません。その覚悟はできていますね?」
オルフェウス
「もちろんです!なんとしてでも妻を…愛する妻を地上に戻し、この手で抱きしめます!」
ペルセポネ
「…きっと、そうしてあげてね。」
~3秒くらい間を空ける~
オルフェウス
「…とても悲しそうな声だった…。そういえば、ハーデス様はペルセポネ様と結婚するためにかなりの無茶をしたという噂を聞いたな…いや、今は地上に戻ることだけを考えよう。行こう!エウリディケ!君をまたこの手に抱けると思うと心臓が飛び出そうな程嬉しいよ!」
エウリディケ
「…。」
オルフェウス
「君がいなくなってから、俺はつらくてつらくて…何も喉を通らないし、夢にまで君を見て頭がおかしくなるかと思ったんだ。でももう少しで…もう少しで君とまた暮らせる…そしたらずっとずっと一緒だ!あぁ!あと少しだ!」
エウリディケ
「オルフェウス様…」
オルフェウス
「エウリディケ!!俺を呼んでくれたのかい!!?あっ!!!!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
エウリディケ
「いやぁぁぁぁ!オルフェウス様!!なぜ!なぜ振り向いてしまったのです!!!あと少しで地上に戻れましたのに!!私はもう二度と地上には戻れなく…」(途中で途切れてしまう)
オルフェウス
「嘘だ!嘘だ!あと1歩だったんだ…あと1歩だったんだ!!エウリディケに呼ばれたのが嬉しくて!久しぶりに僕のことを呼んでくれたのが嬉しくて…!!!ハーデス様!ペルセポネ様!!どうか!どうかもう一度チャンスを!!!どうかぁぁぁ!!!!」
N
「何度呼びかけても、どれだけ叫んでも冥界への道は二度と開かず、オルフェウスはすっかりやつれてしまいました。しかしオルフェウスは目を見張るほどの美貌の持ち主。オルフェウスの妻が死んだと聞きつけた女達がやってきては、妻になろうと言い寄ってくるようになったものの、全く相手にしないオルフェウス。見かねたディオニュソスは酒宴(しゅえん)に呼び出し、話を聞くことにしたようです。」
ディオニュソス
「ささ、飲んでよ!ところで、まだ立ち直っていないと聞いたけど?」
オルフェウス
「えぇ…妻のことが忘れられなくて…自分のせいで妻を2度死なせてしまったと思うと…」
ディオニュソス
「でもさ、君の周りにはこうやっていつも美しい女性が集まってきているじゃないか。」
オルフェウス
「エウリディケの美しさはこの女性達の比じゃありません!!」
N
「これに怒ったのは、酒を飲み酔っ払っていた女達。みな美貌には自信のある者ばかりだったので、プライドを傷つけられた女達は酔いの勢いでオルフェウスをあっという間に八つ裂きにし、オルフェウスの首と竪琴を川に投げ捨てました。酒宴を台無しにされたディオニュソスはさらに怒り、女達をモグラに変え、二度と陽の下を歩けないようにしてしまいました。竪琴は川の流れに乗り、年月が経ったある日、ある青年の元へとたどり着きます。」
アリオン
「おや?なんだろう。何か網に引っかかっているぞ。…よいっしょ…おいおい…こりゃあ…竪琴か?苔がついてはいるが…なんて見事な装飾なんだろう…しかしなぜこんなところに?兎にも角にも、綺麗にして音が出るか見てやろう。」
~4秒くらい間を空ける~
アリオン
「こりゃあたまげた!なんて綺麗な音が出るんだ…ひょっとするとこれは…」
隣人
「アリオン!またえらく綺麗な音が聞こえたけど、今度はどんな竪琴を作ったんだい?」
アリオン
「やぁ!作ったというか、さっき川で拾ったんだ。」
隣人
「へぇ!そんな綺麗なのに落とすなんてよっぽど酔っ払ってたんかねぇ。」
アリオン
「もう何年も前に落としたもののようだから…」
隣人
「弾きながら旅でもしてりゃあ持ち主見つかるんじゃないか?あ!そうだ忘れるところだった!ディオニュソス様が結婚の祝いに音楽祭をやるんだって!最も優秀な演奏者には褒美をたんまりくれるって従者が触れ回ってるらしいんだ!」
アリオン
「そいつはすごいな…でも私なんかじゃなぁ。ディオニュソス様の島もここから少し遠いし…」
隣人
「何言ってんだい!あんた程の腕なら誰も敵いやしないよ!!少しお金は出してやるから早船に乗乗んなよ!お金はあとで返してくれればいいからさ。」
アリオン
「いいのかい!?」
隣人
「あんたにはいつも助けてもらってるし、竪琴の持ち主も気になるし、きっと名のある演奏家も集まるだろうから、あんたも刺激になるだろ?」
アリオン
「ありがとう!早速旅支度を始めよう!!」
~4秒くらい間を空ける~
アリオン
「ふぅ…やっとついた…聞いた開催日当日に着くとは…もう終わってしまっているかな。まぁいいか。終わっていても演奏家は残っているだろうから、弾きながら会場に向かうとしよう。」
~3秒くらい間を空ける~
島民
「ちょっとあんた!あんた、名のある演奏家か!?」
アリオン
「い、いえ…私はしがない楽器職人です。竪琴を弾くのは大好きですが…。」
島民
「あんた程の腕前の奴、見たことねぇよ!きっとディオニュソス様が喜ぶぜ!あんたも出るんだろ!?音楽祭!」
アリオン
「ありがとうございます。そのつもりで来たのですが、迷ってしまって…。もう終わってしまいました?」
島民
「いや、まだ時間はある!俺が案内してやるから、急げ!!」
~3秒くらい間を空ける~
島民
「さ!ここだぜ!ちょうど最後の奴がやってら!ほら!行けよ!!」
アリオン
「ありがとうございます!」
ディオニュソス
「アリアドネ、どうだい?みな凄腕の演奏者達だったけど。」
アリアドネ
「そうですね…確かに皆さんすごく綺麗な演奏でしたけど…何か物足りませんわね。」
ディオニュソス
「あ、君もそう思う?どうやらさっきの人で最後らしいんだけど…お?もう1人出てきたよ。ん?…あの竪琴は!」
アリオン
「皆様、突然の参加をお詫びいたします!どうかわたくしめの演奏も聞いていただけないでしょうか。」
ディオニュソス
「…いいよ。是非聞かせてほしいな。」
アリオン
「ディオニュソス様!ありがとうございます。では…。」
~5秒くらい間を空ける~
(竪琴の音、もしくはそれに近い音があると臨場感が増します)
ディオニュソス
「素晴らしい!!!この竪琴がこんなに美しく音を奏でるのをまた聞けるなんて!!僕は感動したよ!」
アリアドネ
「えぇ!とても美しい音色でしたわ!思わず聞き入ってしましました…会場のみなさまも一瞬にしてとろけたようになっていましたね。」
ディオニュソス
「文句無しに君が一番だ!!今夜、僕とアリアドネの婚姻の義をやるんだけど、君に演奏を任せる!その後一緒に宴(うたげ)だ!あ、君の名前は?」
アリオン
「な、なんとも身に余る大役でございます…私はアリオンと申します。」
~4秒くらい間を空ける~
ディオニュソス
「君のおかげで素晴らしい儀式になったよ。久々にその竪琴が音を鳴らしているのを聞けただけでも嬉しいことなのに。」
アリオン
「失礼ですが、音楽祭の時にも同じようなことをおっしゃっていましたよね。以前にもこの竪琴を見たことがお有りということですか?」
ディオニュソス
「そうだよ。むしろ聞きたいんだけど、その竪琴はどうしたの?」
アリオン
「先日、私の家の近くに流れている川で拾いました。」
ディオニュソス
「そうなんだ…いやぁ懐かしいなぁ。もう何年前になるんだろう。」
アリアドネ
「そのお話、私も聞きたいです。」
ディオニュソス
「んー、でも…結構血なまぐさい話だよ?祝いの席には…。」
アリアドネ
「あら、私が気にするとお思いですか?その美しい竪琴にどんなおぞましい謂れ(いわれ)があるのか是非お話しください。」
ディオニュソス
「わかったよ。まったく、君には敵わないな。」
~4秒くらい間を空ける~
アリオン
「これはアポロン様から賜ったものだったのか…。道理で美しい音色が出るはずだ。」
アリアドネ
「でも、先ほど私が触ったときにはあんなに美しい音は出ませんでしたよ?」
ディオニュソス
「この竪琴は、優れた演奏者が弾かなくちゃ美しい音を聞かせてくれないんだ。弾く者を選ぶ竪琴なんだよ。」
アリオン
「お、恐れ多く存じます…これはディオニュソス様へお渡しいたします。元々、持ち主を探すためにやってきましたから。」
ディオニュソス
「いや、これは君が持っているといい。その竪琴もきっと喜ぶ。それに僕にはこの笛があるし。そうだ、一緒に演奏しない?今日の締めに。」
N
「こうしてアリオンは、太陽神アポロンの竪琴と褒美の金貨を抱えて帰りの船に乗り込みました。しかし、アリオンがたくさんの褒美を貰ったと聞いた船乗り達が、アリオンを殺して奪ってしまおうと企みます。」
船乗り1
「おい兄ちゃん。あんたに恨みは無いが、ここで死んでもらうぜ。俺らにはその金が必要なんだ。」
アリオン
「な、何を言うんだ!」
船乗り2
「抵抗してもムダだぜ。今日は波も高くて他の船はいねぇ。助けは来ない。お前はここで死ぬ運命だったのさ。」
船乗り1
「昨日たっぷりいい思いをしたろう?」
アリオン
「…どうやらここまでのようですね…確かに私が貴方達に勝てるとは思えません。ナイフに勝てる力も、荒海を泳ぎ切る体力もありませんから…。でも最期に、竪琴を弾かせてはもらえませんか?そうすれば私はお金を置いて自ら海に入りましょう。」
船乗り2
「いいだろう。おら、さっさと弾きやがれ!」
N
「アリオンがひと呼吸置き、竪琴を弾き始めると、その音に誘われていつかのイルカ達が船のそばまでやってきていました。アリオンは弾き終わると竪琴と一緒にその身を投げ、船乗り達は大金を手にし大喜びで目的地の港へこぎ出しました。」
アリオン
「ごぼっ…!もう、だめだ…!」
N
「アリオンが意識を失いかけたとき、ふっと体が浮き上がりました。なんと先ほどのイルカ達がアリオンを助けてくれたのです。」
アリオン
「ごほっ…ゲホッ…はぁ、はぁ…き、君たちは、どうして…。」
N
「イルカ達はひと声高く鳴くと、ものすごいスピードで港へ向かいます。アリオンとイルカ達は船乗り達よりも早く港へ着くことができ、近くに居た漁師達や警備兵達に事情を聞かれ、ことの顛末を洗いざらい話しました。そこへ何も知らない船乗り達が帰ってきて…。」
船乗り1
「た、大変だ!客が一人、海に落ちちまった!!」
船乗り2
「あれほどこの波だから船縁(ふなべり)に立つなって言ったのに…!!」
アリオン
「その客とは、私のことでしょうか?」
船乗り1・2
「なっ!!?」
アリオン
「幽霊なんかじゃありませんよ。皆さん、貴方達の到着を待っていたんです。さぁ、お金を返してください。警備兵さん達も、貴方達に用があるそうです。」
船乗り1・2
「許してくれぇぇぇぇぇぇ!!!!」
N
「警備兵に連れて行かれた船乗り達を見送ったアリオンは、誰も居なくなった砂浜で竪琴を奏でました。すると先ほどアリオンを助けたイルカ達がやってきて、笑っているように鳴き出します。」
アリオン
「有り難う。君たちのおかげで助かったよ。もしかして君たちは、ディオニュソス様がおっしゃっていた…イルカ…だったかな。君たちのことはディオニュソス様にすぐに伝えるね。そしてやはりこの竪琴はディオニュソス様に返そう。僕はお金より命の方が大事だからね。」
~3秒くらい間を空ける~
ディオニュソス
「この手紙を読んでごらんよ!まさかあのイルカ達が僕の友人の命を助けてくれるなんて!これはお父様にお話しして、彼らを人間に戻してあげなくちゃ!」
世話役
「ほうほうこれは…。なんとも面白いことになりましたね。しかし竪琴までお返しになられるとは…。」
ディオニュソス
「優しそうな男だったからね。」
アリアドネ
「次にゼウス様のカラスが来るのは7日後じゃありませんでした?」
ディオニュソス
「そうか…あぁ待ち遠しいな!早く来ないかなカラスさん!」
世話役
「しかしあのカラスはすぐ早とちりをしますからなぁ。」
ディオニュソス
「今にお父様に雷を落とされちゃうかもね。」
N
「7日後、カラスはディオニュソスから聞いた話をゼウスに話し、ゼウスはイルカ達を人間に戻そうとしました。しかしイルカ達は、自分達がこの姿になったのは当然のことであり、ディオニュソス様にしたご無礼はなくならないと、人間に戻ることを拒みました。ゼウスは感心し、アリオンから送られた竪琴をこの話の印として空へ上げました。こうして、コップ座、かんむり座、いるか座、こと座は、夜空を彩るお話となりました。…星になった物語シリーズ1章はいかがでしたでしょうか。二章は早とちりのカラスが主人公のお話から始めるとしましょう。また、星の下(もと)であなたに会えるのをお待ちしています。」
時間は目安です。
実際の星座のお話とは異なるストーリーとなっております。
実際には、オルフェウスの竪琴とアリオンの竪琴は別の竪琴で、1つのお話ではありません。
気になった方は是非調べて夜空を見上げてみてくださいね。
これにて1章は終わり、2章へと舞台が変わります。
1章第1話からお読みになる方はこちらから
星になった物語シリーズ(一覧)