カテゴリ:和風



明朝、姫様が起きる前に俺たちは城を出た。 怪しまれない人数の腕の立つ家臣を駕籠者(かごもの)に変装させる。・・・
「戦の鬼」 俺はいつしかそう呼ばれるようになっていた。・・・
仇討ちをしたいと言った俺をしばらく見つめた後、殿様は俺を介抱してくれた香月殿を呼んだ。・・・
今どこを走っているのか。 どれほどの時間を走り続けているのか。・・・
☆いっつ…!はぁ…どうしたものか…。 ★どうかなされましたか?
時政「いち姫さま。またこのような時間に起きていては、お身体に障りますぞ。」…
わたしの髪先をさらい 身体を撫でる風に…